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「自主機能評価指標」とは、(公社)日本透析医会が透析施設の質を担保す る為に、自主的に公開することを勧めている指標です。 当院では、この指標を公開することにより今後とも、治療支援体制の充実や 治療指標の改善を図りたいと考え、これを公開しました。 |
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自主機能評価指標 |
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日本透析医学会統計調査結果(大まかに言って、全国の成績)と当院の診療 成績が比較してありますが、すべての項目で、当院の成績が優れていることに なっています。 しかし、本当のところは、どちらが優れているかという比較はできません。 それは、たとえば、当院の患者さんは、すべて通院できる人ですが、日本透析 医学会の患者さんは、入院患者さんもふくまれることなどによります。背景が 違う患者さんを対象に、成績比較はできません。このほかにも、残腎機能、年 齢や性差、透析歴、糖尿病患者比率などが成績には大きく影響します。 一方、取り上げた診療結果(項目)は、生命予後や、質の高い透析に関係が 深い指標といわれています。 以上より、今回、当院の診療結果を掲載しましたのは、一つには診療内容に ついての情報公開と同時に、これらの項目を経時的に観察することにより、よ り質の高い診療を目指すための、当院自身の努力目標とするためであります。 |
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全国比率 | 当院比率 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
透析時間 4.5時間以上 透析時間 5時間以上 single pool Kt/V 1.6以上 体重減少率4~6%未満 %クレアチニン産生速度100%以上 nPCR 0.8~1.0g/kg/day未満 透析前血清 リン濃度4~6mg/dL未満 アルブミン濃度4~4.5mg/dL未満 ヘモグロビン濃度11g/dL以上 |
13.1% 8.2% 34.7% 48.0% 49.2% 42.6% 55.4% 15.1% 48.0% |
23.6% 11.1% 63.5% 56.3% 70.7% 51.9% 63.0% 21.2% 58.7% |
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いくつかの項目は残腎機能(残存尿量)や透析頻度などによって大きく変化 する為、当院でも透析医学会統計調査と同様に、透析歴2年以上・週3回透析 またはon-lineHDFを実施している患者を対象としています。 |
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管理目標値 リン濃度:3.5~6.0mg/dL 補正カルシウム濃度:8.4~10.0mg/dL intact PTH濃度:60~240pg/mL |
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全国の達成度との比較 |
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当院の過去5年間の診療成績の推移です。 |
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患者背景について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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自主機能評価指標 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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患者数 242人(2015年12月31日現在) すべて通院 男性:158人 女性:84人 全体:242人 平均年齢 男性:65.4歳 女性:65.1歳 全体:65.3歳 平均透析歴 男性:10.5年 女性:11.8年 全体:11.1年 糖尿病性腎症比 男性:43.0% 女性:27.4% 全体:37.6% 糖尿病性腎症に分類される患者さんの中には、典型的な結節病変や滲出性病変 をともなう「Kimmelstiel-Wilson syndrome」とよばれる病変を有せず、また 増殖性変化を主体とする糖尿病性網膜症を有しない患者さんも少なくありません。 したがって、たとえば腎硬化症による腎不全に合併した糖尿病や、単なる耐糖 能異常の患者さんも含まれると推測します。しかしここでは、主治医の判断に従 い糖尿病性腎症と分類しました。 |
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